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大地相当床

EC-SORB® EC-EARTH

電波暗室の床は,通常,アンテナ特性などを測定する目的で使用される場合には,床に電波吸収体を敷き詰めた無響室と,電磁波ノイズを測定する目的で使用される場合には,全反射体である金属で出来た半無響室がありますが,その他に大地の上に測定物があるのと同じ環境で測定するために,大地と同じ反射率の床を構築した「大地相当床」を用いる場合があります。

図1のように,実際の屋外では,図1のように,大地によって反射された電波以外の大地に侵入した電波は,ほぼ無限に進んでいきます。(実際には,大地の媒質の差により,若干の反射はありますが,ほぼ無視出来るレベルです。)

電波暗室の床は床面をシールドする関係で,シールド底面は金属となりますので,床表面から全反射面である金属面までの距離が有限にならざるを得ません。


大地上での電波の伝搬イメージ図
図1 大地上と電波暗室床での電波の伝搬イメージ図

図1の右側の図は,上記の説明をイメージ的に単純化した絵であり,実際の大地相当床を設計するに当たっては,測定間距離(測定間距離の違いにより,大地への電波の入射角度が変化します),周波数(周波数の違いにより,受信点での共振状態も変化します)などを考慮した上で,大地相当床を設計します。

この設計手法は,電波の伝播に対する説明は伝送線理論で可能なため,表面から金属までのインピーダンスを大地等価と同等になるように調整します。(大地相当床の場合,実際の大地のように無限に同じ媒質が続くわけではないので,測定間の距離や周波数などが異なる,いかなる測定条件下でも大地と全く同じにすることは出来ません。)


測定時の大地からの反射
図2 ある周波数におけるハイトパターン測定のイメージ

大地等価床材料測定
写真1 実際の大地と大地等価床材料の比較測定

200MHz H偏波のハイトパターン
H偏波のハイトパターン(at 200MHz)
200MHz V偏波のハイトパターン
V偏波のハイトパターン(at 200MHz)

弊社では,測定条件に合わせた大地相当床の設計を行った上で,写真1のように基準となる「大地」で,アンテナの高さを変えながら,ハイトパターンを測定し,そこに設計・製造した大地相当床を敷き詰め,大地と同等になっているかを確認測定しております。


※JASO規格で規定される条件以外での大地等価床にも対応することが可能であり,基準値,要望値等については,お客様のご要望に合わせた開発が可能です。